おすすめ本!積読こそが完全な読書術である
2026年07月08日
おすすめ本!積読こそが完全な読書術である
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積読こそが完全な読書術である
著者 永田希
発売 2020年4月
☆著者プロフィール
1979年、アメリカ・コネチカット州生まれ
書評サイト「Book News」を主宰
読書文化や書物をテーマに幅広く執筆
2024年12月、45歳で急逝
□ 目次
はじめに
第1章 なぜ積読が必要なのか
第2章 積読こそが読書である
第3章 読書術は積読術でもある
第4章 ファスト思考に抗うための積読
おわりに
解説 さあ、混沌を生きましょう(三宅香帆)
□ 積読(つんどく)は「読書の失敗」ではない
多くの人は、買った本を読めないことに罪悪感を抱きます。
しかしその考え自体が誤りだと指摘します。
本は「いつか読む可能性」を持つだけでも価値があり
本棚に並んだ本は知的な地図として機能します。
また、積読は溢れる情報に抗い
自分なりの情報環境(ビオトープ)を構築するための
知的で完全な読書術であると説いています。
□ すべての本を読み切ることは不可能
毎日膨大な本や情報が生まれています。
限られた人生で読める本はほんの一部です。
だからこそ「全部読もう」とするのではなく
「読めないことを前提に、本と付き合う姿勢」が重要と説いています。
積まれた本は、過去の知の蓄積であり
将来の自分が必要とするであろう「可能性のコレクション」です。
たくさんの本を積んでおくことで、良書に出会える確率が飛躍的に高まります。
□ 積読は未来への投資
本を買うことは、未来の自分への知的投資です。
今は必要なくても、数年後に人生や仕事の転機で役立つことがあります。
積読は「未来の自分との約束」とも言えます。
また積読=未完了ではなく…
本は最初から最後まで完全に読むこと(完読)だけが目的ではありません。
背表紙を眺めること、必要な時に該当箇所だけを引くこと
あるいは部屋に置いておくだけでも読書体験の一部と説いています。
流し読みや拾い読みも立派な読書です。
一冊を最初から最後まで読むだけが読書ではありません。
目次を見て、気になった章だけ読む
再読するなど、多様な読み方を認めています。
□ デジタル時代だからこそ紙の本を積む意味がある
SNSやネットでは情報が瞬時に流れ去ります。
一方、本は長く手元に残り、自分の思考を育ててくれます。
積読は、情報に振り回されないための「知的ストック」でもあると説いています。
ネットやSNSから際限なく情報が押し寄せる現代において
未読の本を物理的に積み上げる行為は
情報の濁流から身を守る壁であり
自分にとって本当に必要な情報や思索を守る「防壁」の役割を果たします。