メディアと通信社の関係性・・・

2025年05月24日

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毎日当たり前のように目にするニュース

災害、事件・事故、国際情勢、政治経済まで
さまざまな話題がメディアを通じて届きます。
 

けれどよく見てみるとどこも似たような内容を報じています。

 

その背景には、「プロの情報卸売業者」とも言われる存在の
『通信社』の情報が不可欠のようです。

 

今回はそんな「メディア」と「通信社」の関係性が
気になったので取り上げてみました。

 



□ メディアと通信社の関係性
 

メディアは通信社から
1日数百本〜数千本のニュースを受け取ります。

通信社から届いた記事一覧を確認

選別をして優先度を決めます。


★ ニュースの価値

 

速報性
地震・自然災害・事件・事故
 

社会的重要性
政治・経済・災害・外交
 

関心度 
意外性・話題性・芸能・トレンド・珍事件


 

★ 編集会議

1日に何度も編集会議を開き
その情報を掲載・放送するかを決定

他社の報道・SNSの反応もチェックします。



★ 報道の流れ

 

事件・事故・国際情勢などが発生

通信社の記者が現地で取材 
関係者から情報を入手
 

通信社が記事・速報を作成
配信システムで契約メディアに送る

報じる・報じないかを選別

 

記事をもとに編集・追加取材
ニュースの見出しを決める
ニュースの順番を決める

自社で掲載・放送する。

通信社から配信された記事をそのまま使う場合もあります。
 

また、自社の記者が追記・編集、写真だけ使って自社記事を書くケースもあります。

 

★ 通信社の必要性
 

すべてのメディアが世界中に記者を置くのは不可能です。.


通信社が効率よく、一次情報を大量に集め
各メディアに配信できることは・・・
国際ニュースや、速報性の高い事件では不可欠だからです。



★ 通信社との契約(サブスクリプション)

 

メディアは、通信社と年間契約や月額契約を結んでいます。

 

◎ 使えるコンテンツ
 

記事(テキストニュース)

写真・動画素材

経済データや選挙結果などの統計

緊急速報(災害・事故・国際情勢など)


再配信・編集が可能です。

 


□ 7大通信社
 

通信社は記者網・速報性
信頼性・影響力の面で圧倒的です。

 

世界中のメディアのニュースの情報源です。


ですが、通信社はあくまでも「事実ベースの記事」
「写真・動画素材」「速報情報」を提供するだけです。

 

ニュースをどんな形で報道するのかは
各メディアの裁量に委ねられています。



★ 世界の主要通信社

 AP通信(Associated Press)

 

拠点 アメリカ ニューヨーク

特徴 非営利の協同組織(加盟社=米メディア)中立・速報性に定評

   世界中のニュース、写真、動画、スポーツ結果など


 

 

ロイター通信(Reuters)

 

拠点 イギリス ロンドン(親会社:トムソン・ロイター)

特徴  経済・金融ニュースに強い 世界200都市に支局

 

 

 AFP通信(Agence France-Presse)

 

拠点  フランス パリ

特徴 国際ニュースと写真に強い 文化・国際問題に詳しい

 


新華社通信(Xinhua News Agency)

 

拠点 中国 北京

特徴 中国政府の公式見解を伝える機関 世界中に支局あり

        政府寄り・国策的な報道が中心

 

ドイツ通信社 (Deutsche Presse-Agentur)
 

拠点 ドイツ  ハンブルク

特徴 ドイツ最大の通信社 欧州政治やEU関連に強い

 


★ 日本の主要通信社
 

共同通信(Kyodo News)
 

特徴 非営利協同組織 地方紙・テレビ局にニュース供給

配信先 Yahoo!ニュース、地方紙、NHKなど

 


時事通信(Jiji Press)

 

特徴 営利企業 経済・行政・政策報道に強い

配信先 政府・金融機関・新聞・テレビ




□ 本日のショート動画
 

アラスカ航空の尾翼デザインには

エスキモーのおじさんが描かれています。

 

一説によると

この方はアラスカ原住民

Oliver Amouak(オリバー・アムアック)氏では?と言われています。

 

 

https://www.youtube.com/shorts/ULPiKUnfrqc

 

 

 

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