【鉄道】赤字路線を取り巻く現実!

2025年03月23日

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2025年3月15日のダイヤ改正で

北海道は5つの駅が廃止となりました。

その1つは
1961年に開業、日本最東端の無人駅
JR北海道の根室本線(花咲線)

東根室駅でした。


鉄道路線の中で赤字ローカル線は
ダイヤ改正時、存続判断の
対象になりやすく・・・

主に検討されるのが『輸送密度』です。


【輸送密度】

1kmあたり1日平均旅客輸送人員のことです。
目安は4000人と言われ・・・
下回るとバス転換が妥当と判断されます。

しかし赤字路線でも一定の利用があり
地域の生活を支えてる場合などは
自治体などの支援をうけ存続される可能性もあります。

それはJRだけではなく
私鉄でも検討されます。

今回は名古屋鉄道
2つの路線をピックアップしてみました。
 

 


□ 名鉄西尾線

安城市新安城駅~西尾市吉良吉田駅
 

一部の区間が存続の危機にさらされていました。

西尾駅~蒲郡駅(がまごおりえき) 

通称「西蒲線」


存続が危ぶまれている西蒲線は 
1日の利用者数3000人にも満たなく・・・

長年赤字が続いています。

2023年度は9億円近い赤字でした。 
 

ですが「西蒲線」は
2026年度以降も存続となりました。

年間4億円~4億5000万円を
西尾市と蒲郡市で負担することで
「みなし上下分離方式」に移行します。


【みなし上下分離方式】


設備は鉄道会社が所有
維持・管理の経費は
自治体が負担する方式



□ 名鉄広見線

愛知県犬山市犬山駅~岐阜県御嵩町御嵩駅

一部の区間が存続の危機にさらされています。

新可児駅(しんかにえき)~御嵩駅(みたけえき)

年間2億の赤字が続いています。

2010年度以降、可児市と御嵩町が
あわせて年間1億円の財政支援をしています。

2025年6月をめどに
存続か?廃止か?の判断がなされる予定です。




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