パリ五輪 開会式を考察!百年ぶりの仏開催
2024年08月02日
【パリ五輪】開会式を考察!歴史的背景と100年ぶりのフランス開催・・・これぞ多様性!
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前回のパリ五輪の開催は1924年でした。
なので100年ぶりの開催となりました。
そして夏のオリンピック史上初のスタジアム外での開会式!
パリ中心部を横断する
セーヌ川(全長777km)では
約1万500人の各国選手団が
94隻の船に乗り約6キロパレード
警備は約8万人(フランス軍兵士と警察合わせて)
史上初の「男女同数」のオリンピック開催
選手は式典会場のエッフェル塔前広場に向かいました。
そしてカナダ出身のセリーヌ・ディオンさんが
エッフェル塔の特設ステージで
「愛の賛歌」熱唱しました。
カナダは英語とフランス語の2つが
公用語だと聞いたことがあります。
セリーヌ・ディオンさんの歌唱力には圧倒されました。
パリ五輪のテーマは
「広く開かれた」
セーヌ川を舞台に
「文化」「歴史」「多様性」を取り入れた演出でした。
私的には、さすが芸術の都!と思いました。
今回の開会式は何かと賛否両論を呼びました。
そんな開会式の演出を考察してみたいと思います。
□ マリー・アントワネット
18世紀のフランス革命で処刑された王妃
マリー・アントワネット
彼女が幽閉された
「コンシェルジュリー」
開会式ではギロチンで切り落とされた自らの首を持って登場!
窓際に切られた首を持つ赤いドレスの女性達
建物中の窓から
一斉に赤い煙や赤いテープが・・・
まるで血しぶきが飛び散るかのような演出
風刺的で皮肉たっぷりな感じがフランスらしいと思いました。
フランス人にとってのフランス革命は
身分制度を廃止し・・・
個人の自由、職業選択の自由
経済的な自由
法の下の平等など・・・
自由と平等を求めた国民による革命でした。
ちなみに革命のスローガンは
「自由・平等・友愛」
□ 最後の晩餐
レオナルド・ダビンチの名画
「最後の晩餐」を連想させるパフォーマンスに
世界中で論争が起きました。
シンガーソングライターのフィリップ・カトリーヌ氏は
ギリシャ神話ディオニソス(酒の神)の姿で登場
「青い裸のおじさん」?
この演出は
平和へのメッセージであり
ガザやウクライナでの戦争に感化された
パフォーマンスとのことでした。
ですが・・・
キリスト教への冒涜
悪魔的演出
と、批判を招きました。
そしてパリ五輪を主催するIOCは
この演出について謝罪の声明を発表しました。
しかし一方では・・・
多様性を意識した進歩的な演出
記憶に残るパフォーマンス
と、称賛する声が寄せられました。
ちなみにフィリップ・カトリーヌ氏は
ゲイのユダヤ人でモデルマイノリティです。
□ まとめ
首と言えば・・・
日本だと忠臣蔵が浮かびます。
赤穂藩主だった浅野内匠頭の敵を取るべく
赤穂浪士47人 が討ち入り・・・
泉岳寺に吉良上野介の首を供えて亡君に報告
もしも日本五輪の開会式でこんな演出をしたら?
そんな空想をしてしまいました・・・
今回の開会式での全てのパフォーマンスは
とても記憶に残る演出でした。
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多様性を大切にする
フランス人らしい名言があります。
フランスを代表する世界的なデザイナー
イヴ・サンローランの名言
ただひとつの黒が存在するのではありません。多くの黒が存在するのです。
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